坂本工務店:コラムSakamoto Column

    
家づくりノウハウ
    

2026.04.02

ライフオーガナイザーと学ぶ 暮らしやすい収納計画|vol.1

私たち坂本工務店は、広島県福山市を中心に家づくりを行っている地域密着の建築会社です。日々お客様と向き合う中で感じたことや、よくいただくご相談をもとに、家づくりに役立つ情報をお届けしています。


今回は、ライフオーガナイザーと一緒に学ぶ「暮らしやすい収納計画」をご紹介します。土間収納・ランドリールーム・洗面室など、共働き子育て世帯にも役立つ収納アイデアを、実際のショールーム見学を通してお伝えします。

南海プライウッドさんの大阪ショールームを実際に見学しながら、
「その考え方、分かる!」「この仕組み、家でも取り入れてみたい」
と、片付けが苦手な方でも気持ちが少し楽になるような収納の気づきをたくさん見つけてきました。収納は、ちょっとした工夫で、誰にでも実践できるものです。
"無理なく、楽に、続けられること" そのヒントが詰まった体験でした。

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 ライフオーガナイザーとは?片付けの"考え方"を整える資格 

「ライフオーガナイザーって、どんな資格?」そう思われる方も多いかもしれません。
ライフオーガナイザーは、片付け・整理・収納のスペシャリストです。
片付けというと"断捨離"って流行りましたよね。でも、捨てるものを選ぶ時間も、思い出が詰まっている物を捨てるのも、とても苦しくなります。

ライフオーガナイザーは、捨てることから始めません。
まず行うのは、どんな暮らしがしたいのか、何を大切にしたいのかという「思考の整理」です。
"どんな家にも応用できる"ではなく"自分らしさ"を取り入れた、無理なく続けられる片付け方法を、お客様と一丸となって、形にしていきます。


南海プライウッド大阪ショールームは"体験型収納空間"
今回お邪魔した南海プライウッドさんの大阪ショールームは、日本ライフオーガナイザー協会が監修しています。

住む人みんなが協力して家事をする「共家事」をコンセプトに、
 ・共働きのご夫婦
 ・小学2年生の女の子
 ・年長さんの男の子
"子育て世帯"4人家族を想定しています。

ストレスの少ない暮らしを実現するために、大人だけでなく子どもたちも自分で物の管理が行える仕組みを取り入れていて、訪れた人が自身に置き換えてリアルな暮らしをイメージすることができる「体験型ショールーム」となっています。

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今回のコラムは二部構成|第一弾は土間収納・ランドリースペース、洗面室

見学を通して見えてきた、収納計画の大切なポイントは大きく3つです。

 1.すぐ取り出せて、すぐ元に戻せる
 2.動線に沿った収納計画
 3."私"に合った片付け方法

便利な収納用品だけでなく、「楽に続けられる」仕組みを一緒に学んでいきましょう。


 土間収納|"扉がない"から気づける、靴収納の工夫 

まずは玄関からつながる土間収納へ。
土間収納とは、家の中と外を繋ぐ空間として、靴やコート、最近ではゴルフバッグやキャンプ用品など充実した収納場所として重宝される空間です。その使い勝手の良さから、新築やリフォームで計画される方も多いです。

 -扉のない靴収納-
最初に見て驚いたのが、靴収納に扉がないこと。
普段使いの靴はすぐ履きたいから、つい玄関に出しっぱなしに。いざ出かける時に靴を選ぼうと扉を開けては「ここにない、こっちも違う」そんな経験、ありませんか?
扉がないことで、更に使う人別に分けて収納してあげると、全体が一目で見えるようになります。

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子どもが使うものは下に置いてあげると自分たちで選ぶことも戻すこともできそうです。自然と日常の中で物の管理が身につく仕組みになっています。靴の汚れに気づいた時、メンテナンス用品が近くにあるだけで、「後回し」にせずサッと対応できるのも嬉しいポイントです。

「すぐ取り出せて、すぐ元に戻せる」収納は、行動のハードルを下げる
これは1つ目のポイントです。行動の手間が減るだけで、「これなら私にもできそう」と感じられる収納になります。この気づきが"暮らしやすさ"のヒントになります。「私はこっちの方が好きだな」とそんな感覚も大切にしてほしいと思います。

土間収納は2帖あれば十分つくれる
正直、ショールームほどの土間収納をそのまま家に取り入れるのは難しいですよね。ですが、家を出るとき・帰ってきたときの家族の動線をきちんと把握することで、2帖程度でも十分に充実した土間収納は実現できます。


 ランドリールーム|回遊動線で家事を楽にする 

次はランドリールームへ。
ユニットバス → 洗面室 → ランドリールームとつながるこの動線は、家事動線を楽にする回遊動線の理想形です。家事が完結する流れ"脱ぐ → 仕分け → 洗濯"そして"洗濯 → 乾燥 → 畳む・干す"これらがほとんど移動せずに完結します。これが2つ目のポイント、「動線に沿った収納計画」です。
また、水回りが土間収納からも出入りできるため、汚れて帰宅した時もすぐ手を洗える動線になっています。

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南海プライウッド「ラクロ」で洗濯動線を最適化
ここで印象的だったのが、南海プライウッドさんの「ラクロ」という商品。3列の棚柱(ダボ穴)があることで、洗濯物を取り出すとき頭をぶつける心配もなく洗濯機上の空いたスペースも収納スペースとして有効活用できます。洗濯機から乾太くんへの動線もスムーズで、乾燥後はその場で畳んで下の収納へ
実際に採用されたお客様の事例では下段に子どもの下着やパジャマを収納し、一人で子どもをお風呂に入れないといけない時も、子どもが自分で着替えまで済ませてくれるそうです。
自然と生まれる、共家事の仕組みですね。

掃除用品収納|"浮かせる"だけで使いやすくなる
ランドリースペース内には、人が一人分入れる掃除用品収納もありました。
扉の内側に掛ける収納でクイックルワイパーも倒れない、すぐ取れてすぐ元に戻せる。掃除機も床置きではなく、敢えて浮かせることで、下に空間が生まれます。スペースを取りがちなホース類や、重い洗剤ストックも台車を使うことで楽に出し入れできます。

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 防災グッズ|"見える場所"に 

ここで考えさせられたのが、防災グッズの収納場所
防災リュックの中身、きちんと把握できていますか?家に子どもしかいない状態で災害が起きたら?防災グッズはどんな状況でも家族みんなが使えないと意味が無いです。

 ・必ず家族分そろっているか
 ・家族それぞれに必要な物は入っているか(薬、眼鏡、おむつなど)

災害は、地震や火事だけではありません。洪水や津波に備えて、夏に使うマリンシューズやライフジャケットを防災用品と一緒に収納しておけばいざという時も安心です。
"逃げるときの動線上で、家族みんなが見える場所"防災用品こそ、定位置を決める大切さを実感しました。


 洗面室|"一時置きスペース"が暮らしを楽にする 

最後は洗面室です。
入浴前のパジャマやタオル、どこに置いていますか?
洗面所は物が多く、「置く場所がない」と感じやすい空間です。
あえて残された"空きスペース"(奥行45cm・高さに余裕あり)ここは、使いたい物を一旦置くためのスペース。きっちり収納しなくていいからこそ、使いやすく、散らかりにくくなります。

洗面ニッチ収納で"ごちゃごちゃ"を解消
洗面化粧台の上は、歯ブラシやドライヤーなどでごちゃつきがち。壁を活かしたニッチ収納なら、コンセント付きでそのまま使用可能。USB充電が必要な美顔器なども、洗面所にUSB専用のコンセントがあるだけで便利になります。
小さな工夫が、毎日のストレスを減らす そんな考え方が随所に詰まっていました。

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 建てる前から収納を考えるという選択 

建築会社によっては、収納の「数」や「位置」の提案はあっても、本当にその人に合っているかまで深く打ち合わせすることは多くありません。収納は、高さ・奥行きなどの細かい寸法や使う人まで考えることで、格段に使いやすくなります。
弊社では、「設計力」×「現場の技術・知識・経験」×「受け継がれてきた伝統技術」を掛け合わせ、自分だけのオーダーメイドの造作収納もご提案しています。

家づくりの段階から収納を考えられれば、住んでからの「こうすればよかった...」という後悔を一つ減らせます。建てる前から収納のことまで考えられない...と難しく感じるのはもちろんです。
そのために、私たち坂本工務店があります。人生の節目にも力になり寄り添える存在でありたい。新築をご検討中の方はもちろん、リフォームや収納改善のご相談も承っています。お気軽にお問い合わせください。
"自分らしい"暮らし・片付け方を、一緒に考えていきましょう。

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 まとめ|"私に合った収納"を見つけるヒント 

今回ご紹介したポイントは、改めてこの3つ。

  1. すぐ取り出せて、すぐ元に戻せる

  2. 動線に沿った収納計画

  3. "私"に合った片付け方法

「私も同じ経験ある」「この方法ならできそう」
そう感じた気づきこそが、自分に合った収納を見つけるヒントです。

次回は第二弾として、
WIC(ウォークインクローゼット)とLDKをご紹介します。
ぜひ楽しみにしていてください。

こちらの内容はYouTubeでもご紹介しています。
【南海プライウッド 収納アイデア】ライフオーガナイザーと学ぶ!暮らしやすい収納計画
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