坂本工務店:コラムSakamoto Column
2025.09.10
【これを知らないと高額になる?】固定資産税!
家を建てたあとに必ず発生するのが「固定資産税」と「都市計画税」。
「どれくらいかかるの?」「高くなるのはどんな建物?」と疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
今回は、固定資産税が高くなりやすい建物や設備のポイントを、やさしく解説していきます!
◆ そもそも固定資産税って何?
家や土地などの資産を持っていると、毎年かかってくるのが「固定資産税」。
土地を取得したり、家を建てた翌年から、市町村に納める必要があります。
- 固定資産税:課税標準額 × 1.4%
- 都市計画税:課税標準額 × 0.3%(所在する地域により必要ない場合もある)
この「課税標準額」は、国が定めた基準で決まります。高く評価されると税額も増える、という仕組みです。
◆ 評価が高くなりやすい建物の特徴とは?
◎ 平屋は2階建てより高評価に?
平屋は2階建てに比べると屋根や基礎の面積が広くなるので、評価が高くなりやすいです。
また、でこぼこした形(出隅・入隅の多い間取り)や間仕切りの多い家も評価が上がります。
◆ 仕上げ材によっても評価は変わります!
◎ 屋根材
- ガルバリウム鋼板:一般的な評価
- 銅板:約4.5倍!
- 勾配が急な屋根は面積が増える=評価もアップ(勾配とは屋根の角度)
→ガルバ+ゆるい勾配で評価を抑えられます。
◎ 外壁
- サイディング:基準とした場合
- タイル仕上げ:約1.5倍
→高級感がありメンテナンスがかかりにくいが、外壁は面積が広いので要注意!
◎ 床材
- カラーフロア:基準とした場合
- 無垢材:約1.7倍
- タイル・石張り:最大約3.8倍!
→リビングや玄関など「一部だけ」採用するのがおすすめ。
◎ 内装(壁・天井)
- ビニールクロス:基準とした場合
- 塗り壁:約2.9倍
- ペイント:やや抑えれる(DIYならコストも◎)
◆ 設備でも評価は変わります
◎ キッチンや洗面台
- キッチン:幅255cm以上で評価アップ
- 洗面化粧台:75cm以上で評価アップ
- お風呂:1坪サイズが基準(それ以上で評価アップ)
◎ トイレ
- タンクレスや手洗器付きも評価は同じ
→ただし別に手洗器をつけると加算されます。
◎ 換気設備
- 第3種換気(基準)
- 一方がダクト式:1.7倍(第一種機械換気設備)
- 両方ダクト式:3倍!(いわゆる全館空調)
→大きな家ではかなり影響あり。
◎ 床暖房
例)100㎡の家で全体に床暖房 → 評価額約160万円増
→税金で年間約2.2万円アップします。
◎ ホームエレベーター
3人乗りなど大型タイプ → 評価額200万円ほど
◎ エアコン
→基本的に評価対象外(ビルトインタイプは除く)
◎ コンセント
→自治体によって扱いが異なります。
心配な方は工務店さんに確認を。
◆ 外構は課税対象外!
- カーポート・土間コンクリート・アプローチなどは税金対象外
→ここは安心してつくってOKです!
◆ 経年で税額は下がるって本当?
はい、本当です!
「経年原点補正率」という仕組みがあり、築年数が経つほど課税評価が下がるようになっています。
- 木造住宅:25年で評価額が20%まで下がる
- 鉄筋コンクリート造:60年で評価
- 軽量鉄骨:30年
構造や使っている材料によって、年数のカウントも違います。
◆ 最後に:大事なのは"全体の資金計画"
固定資産税は、毎年かかる"住んでからのコスト"。
建物本体のローンだけでなく、こうした税金や火災保険も含めてしっかりプランニングしておくことが大切です。
信頼できる工務店や建築会社に相談しながら、全体のシミュレーションをしておくと安心です!
「こだわりたい部分」と「節税ポイント」のバランスをとって、満足度の高い家づくりにしていきましょう!
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