坂本工務店:コラムSakamoto Column
2025.07.02
後悔しない!ユニットバスの選び方
後悔しない!ユニットバスの選び方
~TOTO・LIXIL・クリナップ・タカラスタンダード徹底比較~
こんにちは!
広島・福山市で家づくりを手がけている坂本工務店です。
家づくりの中でも毎日使う場所、そしてリラックスできる空間----それが「お風呂」です。
でも、建築会社におすすめされたメーカーをそのまま採用していませんか?
実は、使い始めてから「こうしておけばよかった...」という後悔も多い場所なんです。
今回は、主要4メーカー(TOTO、LIXIL、クリナップ、タカラスタンダード)のユニットバスの特徴と、選ぶ前に知っておきたいポイントをご紹介します。自分たちの暮らしに合ったお風呂を選ぶヒントにしてください!
このコラムでお伝えする3つのこと
- ユニットバスの選び方
- ユニットバスが与える間取りへの影響
- メーカーごとの特徴とおすすめオプション
ユニットバスとは?
パネルを組み立てて、壁・床・天井・浴槽が一体化した「工場生産型」の浴室のこと。
工期が短く、断熱性・防水性に優れており、現在の新築住宅では主流になっています。
ユニットバスを選ぶ前に考える4つのこと
1. 浴槽の向きとサイズ
- 新築なら基本は1坪サイズですが、ショールームで実際に入って確かめるのがおすすめ。
- 小柄な方やお子様にはベンチ付き浴槽が便利。足を突っ張れるので安心、半身浴にも◎。
- 浴室サイズは間取りに影響大。設計段階で「広めのお風呂がいい」と伝えておくとスムーズです。
2. 扉の種類
- 折戸:コンパクトだけど掃除が大変
- 開き戸:スペースが必要だが清掃性◎
- 引戸:万一の救出がしやすいが、レール掃除が手間
→ 実は開き戸がバランス良し!取り外しも可能で安心。
3. 窓の有無
- 最近は窓なしが主流
- 掃除が楽・冷気が入らない・デザインがスッキリ
- 窓がないことで浴槽向きの自由度もUP
- 窓や窓枠の費用が抑えられる
→ ただし、圧迫感を感じる方もいるのでショールームで確認を。
4. 排水ボタンの位置
- ワンプッシュ排水が主流
- **入口から遠いと、足が濡れてしまう...**配置は意外と重要!
よくある失敗と対策
- 固定棚がカビの温床に! → 最近はマグネット式に変更可能
- 手すりが邪魔になることも → 浴槽内は避けて、パネル部分につけよう
- 「思ったより寒い!」 → 断熱性能や暖房機の電圧(100V/200V)を要チェック
メーカー別 ユニットバスの特徴とおすすめオプション(オプションは定価の価格です)
TOTO
- お掃除ラクラクほっカラリ床:クッション性があり足に優しいが、溝が深めで赤カビ対策が必要
- ゆるリラ浴槽:人間工学に基づいた快適設計
- 床ワイパー洗浄(+65,000円):除菌水で床の皮脂・カビ対策
- 自動排水栓・スマート操作(+38,500円):スマホ操作で快適
LIXIL
- キレイサーモフロア:皮脂汚れがつきにくく掃除が楽
- くるりんポイ排水口:渦でゴミがまとまる構造
- エコアクアシャワーSPA:節水・美容・マッサージ機能がひとつに
- スマートエスコートバー(+146,000円):立ち座りをサポート、収納にも手が届きやすい
クリナップ
- ウッド調デザイン:天井まで木目調OK!くつろぎの空間に
- 足ピタフロア:滑りにくく、床断熱材が60mmと厚め
- クリンパッキン:カビの侵入に強い素材で掃除が簡単
- シルクベールシャワー(+20,000円):ウルトラファインバブルで美容効果も
タカラスタンダード
- ホーローパネル:マグネットOK&傷にも汚れにも強い
- 耐震構造:震度6相当にも耐える安心設計
- ぴったりサイズバス:2.5cm刻みで間取りにフィット、特にリフォーム向き
- キープクリーン浴槽(+35,000円):FRPの3倍なめらか&強い
まとめ:選ぶ前に「自分たちのこだわり」を整理しよう
お風呂は短い時間でも、リラックスできる大切な場所。
見た目・機能・お掃除のしやすさ......何を優先したいのかをはっきりさせておくことが、後悔しない選び方のポイントです。
メーカーによっては建築会社の取り扱いがない場合もあるので、「このメーカーを使いたい!」という希望がある場合は先に相談するのがおすすめです。
もっと詳しく知りたい方は、こちらのYouTubeもご覧ください